2005年 最新南インド産白檀情報
私ども春香堂が主に取り扱う南インド産白檀が、この5年でおよそ3倍以上に値上がりしています。
価格高騰はインドの国内事情の影響が大きくその原因は主に3つあります。
- 第一は1958年に始まる白檀プランテーションの失敗
- 第二にインド国内の政治問題
- 第三に医学的にすばらしい効果が証明されつつあり需要が高まっており
南インド産白檀精油の欧州各国への精油輸出量が飛躍的に多くなっていることによります。
そもそも、南インド産白檀は古くは漢方薬で解熱剤として扱われてきました。
しかし、この10年来の欧州のアロマテラピーの研究成果で、匂い成分のほとんどをしめる「セスキテルペンアルコール類のサンタロール」が心臓病や女性ホルモン様作用に効果的であることが明らかにされてきています。
また、心臓病と女性ホルモン作用については、日本循環器学会においても、熊本大学河野先生により女性高齢者の死因は癌より心臓病が第一位である発表があり、
女性高齢者の閉経後の女性ホルモンのエストロゲン作用の減少が急性心筋梗塞を引き起こすという関連性が発表されています。
つまり、女性高齢者にとってサンタロールを多く含む南インド産白檀は欠かせない香料であるということが解明されつつあるということなのです。
ご好評いただいております私ども春香堂の「沙羅双樹」は、この南インド産白檀100%使用の高級線香です。
爽涼とした香りで、穏やかなひとときのお供に。
南インド産白檀の高騰によりつど価格改定させていただいております。
これら、科学的な香料研究も含めご理解とご声援をお願い申し上げます。