苗 木

植林を待つ苗木
【沈香樹植林募金】
振込先口座:みずほ銀行名古屋支店
普 通 預 金:1385317
口  座  名:沈香植林の会 小川薫
1999.1
\17,097
2000.4
\3,809
2001.4
\44,511
2002.3
\71,677
【ベトナム沈香香木の植林】

 

沈香木って何?
 
フトモモ目ジンチョウゲ科アキラリア属のベトナム現地名「ヤウバウ」という木です。北緯10度から15度ぐらいのあたりに自生しています。平地にも生えていますが、良質の沈香は山中にしか存在しません。写真からも判るようにこのぐらいの木(約15年)では、沈香の層も薄く、面積的にも体積的にもこんな少量しか沈香になっていません。大きくて良質の香りの沈香が採れるまでには、まだまだ50年から100年はかかるでしょう。この木の幹をよく見てください、横に太い水色の模様があります。これは、この木の中に沈香のできている条件なのです。この黴(カビ)アスペルギルスという有名な、どこにでもある黴なのですが、この菌が付着していないと沈香はできません。どのような条件でこの黴が樹に作用して沈香を生成するのか、まだ完全に解明できていませんが、とにかくこの黴が香木の大事な条件のひとつなのです。

伽羅木って何?
 沈香と伽羅の採れる状況については、ちょっと秘密があります。今現在のところ、協力先カンホア省林業局との契約上このページでは紹介できないのが残念ですが、いずれにしても木の中の一部分に黒い樹液が集まっているところなのです。いつまでも腐ったり消滅したりすることはありませんし、年数が増せば増すほど層が厚くなって香りが強くなりより良質になります。最近、このような香木が大きく成長する前に乱伐されでどんどん減ってしまっています。隣国インドネシアではワシントン条約に提案し、この種の香木の輸出入に規制を設けました。

香木植林事業
 1992年から少しづつですが、調査研究をしています。ただ、香木というものがあまりにも一般的でないために、大きなプロジェクトには不向きなのです。ベトナムの中南部で小さな単位ですがスタートしています。良質な天然香料を必要とする私ども春香堂は、資金面、学術面において協力しています。以来、植林候補地が決まりました。そして、重要な資料となるサンプル植林と種子を取るための植林が始まりました。いつの日か彼の地から再び香気の優れた良質の香木が採れるようにと祈って・・・・・

植林の意味
 ベトナム中南部カンホア省林業局との契約は左下写真にありますが、内容は乱伐採されてしまった森の復元が主な目的です。その中で沈香木も植林していくということなのですが、これは黴菌や土壌菌など森の生態系そのものを復元することによって、より良い香りの沈香木が採取できると確信しているからです。ただ単に沈香木だけの林を作っても、けっしてよい香りの沈香は採れないだろうと考えています。カンホア省林業局と元の森を取り戻すこと、生態系の復元こそが肝要ということで意見が合致しました。



沈香香木などの最新情報

【植林記録】

(↓拡大)

ベトナムでは学名Aquilaria agallocha Roxb.
という沈香樹が主流。


○参考学名
Aquilaria cinnensis ベトナム・ラオス・海南島に産出
Aquilaria malaccensis インドネシア・マレーシア・ベトナムに産出
Aquilaria microcarpa インドネシア・マレーシアに産出
Aquilaria beccariana インドネシア・マレーシアに産出


種 子


葉(夜の山中にて)


ベトナム中南部山中の急斜面に沈香木を植える
志野流香道二十世家元蜂谷幽光斎宗玄宗匠




左より長岡氏、蜂谷氏、古川氏、小川


成長を記録するカンホア省林業局職員


カンホア省林業局との契約書


林業局森林担当Khanh


調査を続けるKhanh氏


培養したアスペルギルスの試験



2005年6月中日新聞


新種A-Subintegra







【沈香・伽羅の研究と植林の経緯】

1987年
小川薫初めて渡越、沈香の直接買付始まる。
1992年
渡越中、中部で沈香樹の植林計画を知る。
1995年
学名Aquilaria malaccensisがワシントン条約Uによりインドネシア産沈香の一部が規制される。カンホア省林業局植林プランを推進、情報収集。
1996年
種子採取、苗作り、試し植林。春香堂本店内に募金箱設置。
1997年
6月植樹第一回を記念して、志野流香道家元蜂谷宗玄宗匠、他有志数名にて50本を植樹。
1999年
植林地プラン変更、第二次植林計画5h−200本。
2000年
9月志野流香道若宗匠と有志にて植林地視察。カンホア省林業局、沈香樹2000本植林決定。
2002年
大阪大学薬学部米田教授と学名に関して意見交換。植林地へ赴くも、天候不順にて登山断念。
2004年
12月インドネシア産・マレーシア産Aquilaria属沈香がワシントン条約UによりすべてCITESで規制される。
2005年
5月ベトナム国南部カンボジア国境モクホア近郊の自然科学研究所訪問。6月中日新聞に沈香問題記事が掲載される。10月ベトナムにて新たな沈香樹菌増殖計画を知る。(A-Subintegra)
2006年
8月マレーシア領ボルネオ島サラワク州奥地のプナン族、カヤン族の沈香採取状況を視察。9月カンボジア国の沈香流通状況を視察。